【曲に呑み込まれるな!】

楽曲と向き合う

皆さんこんにちは、小崎音楽教室代表の小崎です。

今回の記事は、

【練習方法】

についてお話ししていきます。

僕は5月にプレイヤーに復帰して、

東京都内で活動している、

東京ブラスオルケスターという楽団でトランペットを吹いています。

今、

この楽団では、

来年3月の定期演奏会に向けて練習しているのですが、

メインでやる曲は、

フィリップ・スパーク作曲

「宇宙の音楽」

この曲、吹奏楽が好きな人だと名前くらいは聞いたことあるかと思いますが、

この曲、

難易度めっちゃ高い!

個々の技術的にもそうですが、

周りとのアンサンブル能力や音楽表現的にもたくさんの表情を要求される曲です。

最初にパッと譜面を見たときに、

「これやばい!」

ってなってしまいました。

改めて今回感じたのは、

指揮者として楽譜を読むのと、

演奏者として楽譜を読むのとでは、

全然読んでる感覚が違うということです。

普段、

指揮を振るときにスコアを観たり、

指導を依頼されてスコアを観るときは、

冷静に全体を眺めて、

そこからどうやって曲を分解して組み立てて行こうか考えるのですが、

いちトランペット吹きとして楽譜を眺めたときに、

「うわー、この動き苦手や。音高いし、ダイナミクスの幅めっちゃ広いやん。吹けるかなー、、、」

こんな感じになってました。

これ、

完全に曲に呑まれてますよね。

 

指揮者の視点で楽譜を読むときは、

全体を捉えて、

そこから優先順位をつけて

どう料理していくか、

を冷静に組み立てられるのに、

それが奏者目線になった瞬間にできなくなってる!

楽譜をもらってからはじめの数回の練習の時は、

完全に曲に呑まれていました。

あるとき、

ふとスコアを観てみようと思って、

スコアを眺めているときに、

先ほど書いた、

指揮者目線で見たときと奏者目線で見たときの楽譜に対する感じ方が、

全く違うことに気づきました。

そこから、

自分のパート譜を読むときに、

全体を眺めて、

優先順位をつけて、

どうやってそれぞれの課題をクリアしていくか?

ということを意識して考えるようになりました。

普段レッスンの時に、

生徒さんに対して伝えていることが、

自分がいち奏者となると

全然できていない!!!!

スコアを眺めてみるまで、

自分が曲に呑み込まれていることに全然気づいてませんでした。

ここで、

普段レッスンで伝えてる曲に呑み込まれないようにするための心得

をシェアしておきます。

今回、

僕もこの心得に基づいて練習を進めています。

曲に呑み込まれるな!
(曲の難易度が高い楽譜をみて)

⑴全体をぼーっと眺める

⑵技術的に困難な箇所をリストアップする

*リストアップするだけでその練習方法は考えない

⑶リストアップした箇所の共通点を考える

・指回し的なものなのか?

・ダイナミクス的なものなのか?

・音域的なものなのか?

・アーティキュレーション的なものなのか?

・スタミナ的なものなのか?

etc…

⑷リストアップした中から優先順位をつける

・共通点が多いもの

・すぐに出来そうなもの

・時間がかかりそうなもの

etc…

⑸それぞれの箇所をクリアする練習方法を考える

⑹優先順位に従って練習を進める

この流れです。

この時のポイントが、

呑み込まれないために
・細分化してやることをシンプルにする

11つ目の前のことだけに集中して取り組む

ということです。

こうして練習を進めていくと、

徐々に成果が出てきます。

その練習の中でトライアンドエラーを繰り返して、

気がつくと自分に合った練習方法を見つけることができるようになります。

全体を見て曲に呑み込まれるのではなく、

できることを確実に一つずつこなしていく。

究極的に考えると、

練習方法の本質的な部分はこれしかないと思います。

もし曲の練習で行き詰まっている人がいたら、

やみくもに練習するのも悪くないですが、

今回紹介した流れで、

練習の組み方を進めてみてください。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

何か感想・ご意見等ありましたらメッセージよろしくお願いします。

0

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


ABOUT US

アバター
音楽指導者・指揮者
これまでに4歳〜60歳まで、300人以上の音楽の個人レッスンを行う。 指揮者・指導者としてこれまでにのべ1000人以上の音楽家の指導に携わり、指導した個人・学校・団体をそれぞれ初の四国大会・全国大会へ導き、1対1に限らず、1対複数の指導でも成果を上げ、レッスンの度に音が劇的に変化することから“小崎マジック“と呼ばれる。 2018年、音楽家の能力を引き出す『深魂音メソッド』を開発し、演奏者だけではなく、中学・高校吹奏楽部の指導者や指揮者への指導も同時に行なっている。