みなさんこんにちは、音楽指導者・指揮者の小崎です。
先日、東京で2日続けて、
グスターボ・ドゥダメル指揮ロサンゼルス・フィルハーモニック〈創立100周年記念ツアー〉のコンサートに行ってきました。

今回の記事は、この2日間の演奏を聴いて感じたこと・気づいたことをまとめていきます。
今回の来日公演を知ったのは約半年前。
たまたまデゥダメルの名前をネットで検索したところ今回の来日公演を知り、
即チケットを買いました。

もともとデゥダメルは10年くらい前からずっと一度会いたいと思っていた指揮者だったので、
今回演奏を聴けるのがめちゃくちゃ楽しみでした!!
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グスターボ・ドゥダメル(Gustavo Dudamel)
1981年ベネズエラのバルキシメトに生まれ、エル・システマの音楽教育を受ける。
12歳で初めて指揮をし、15歳でベネズエラのアマデウス室内管弦楽団の音楽監督、18歳でシモン・ボリバル・ユース・オーケストラの音楽監督に就任。
2004年、第1回グスタフ・マーラー国際指揮者コンクール優勝により脚光を浴び、さらに国際的な活躍が始まった。
現在、ロサンゼルス・フィルハーモニック音楽監督、エーテボリ交響楽団首席指揮者、ベネズエラ・シモン・ボリバル交響楽団音楽監督というポストを兼任する傍ら、世界一流のオーケストラ、オペラ・ハウスに客演している現在最も注目される若手指揮者。
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ロサンゼルス・フィルハーモニック(LOS ANGELES PHILHARMONIC)
米・カリフォルニア州ロサンゼルスを拠点とするオーケストラ。
略称は“LAPO”。
1919年にウィリアム・アンドリューズ・クラーク・ジュニアによって設立。
ズービン・メータ時代のデッカ・レコードへの録音で国際的に名を広める。
2003年よりウォルト・ディズニー・コンサートホールを本拠を構え、夏にはハリウッドボウルで野外コンサートを開催。
また、映画音楽の演奏でも著名。
今回は2日とも東京で聴きました。
□2019年3月20日(水)サントリーホール

1、J. アダムズ:Must the Devil Have All the Good Tunes? 〈日本初演〉
2、マーラー:交響曲第1番 ニ長調 「巨人」
□2019年3月21日(木)NHKホール
オール・ジョン・ウィリアムズプログラム!

2日間、全く違うジャンルの曲を聴いたのですが、演奏を聴いた感想は、、、、、
のです。
そのときは自分自身、理解不能でした。
10年前からずっと会いたい指揮者だったのになんで演奏聴いても何も感じないんだろう??
ロスフィル自体、めちゃくちゃプレイヤー一人ひとりの技術が高くて、
曲としてのまとまりもすごくあったのに、、、、、
2日間とも超満員で、
演奏を聴いた他の聴衆たちはものすごく熱狂していて、
賞賛の言葉を口にしている。
それにも関わらず、
それどころか、全く音楽が頭に残っていない!!! 感受性が鈍くなった? 楽しもうとしてない? 聴き方がひねくれている?
などなど様々なことを考えましたが、どうも原因がわからない。
そして数日、そのことで頭がいっぱいになっていて、
あるときふと気がつきました。
人の演奏聴くよりも、自分で音楽を創りたい。
そう、そういうことでした。
11月末に四国から関東に来て約4ヶ月。
東京は音楽都市で、
毎日どこかでコンサートが開催されている。
さらに海外からも著名な音楽家がたくさんやって来ている。
初めはその演奏を聴いたり、空気感に触れられることに喜びを感じていました。
でも、自分が音楽を創るよりも聴く時間の方が圧倒的に多くなっていて、
自分が指揮を振りたい気持ちを置いてきぼりにしていました。
音楽を創ってたくさんの人に届ける側なんだ!!!
改めてこのことを強く強く感じました。
ということで、これからは関東で指揮を振る活動を本格的にスタートさせていきます!
関東の皆様、ぜひよろしくお願いします!

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
何か感想・ご意見等ありましたらメッセージよろしくお願いします。