みなさんこんにちは、音楽指導者・指揮者 の小崎です。
今日は、音楽をやる上で必要不可欠なことの1つ、
【楽曲分析】についてお話ししていきます。

なぜこの内容を取り上げようと思ったのか?
それは、やはり音楽の現場での相談が多いからです!
「この曲のこの部分は、どう解釈したらいいですか?」
「この曲が伝えたいことは何ですか?」
「この曲のイメージはどういったイメージですか?」

音楽をやる以上、
そのときそのときに演奏する楽曲(作品)が存在します。

そして真剣に音楽と向き合えば向き合うほど、
面白く、
そして、
難しくなっていくのが【楽曲分析】です。
ということで、今回は【楽曲分析】を詳しく考えていきます。
そもそも楽曲分析とは何なのか?
楽曲分析は、
ドイツ語で Analyse(アナリーゼ)
と言います。
そして楽曲分析とは、
『その楽曲の諸要素について勉強すること』
とあります。
じゃあ、楽曲分析の目的は何でしょう?
その答えは、、、、、
ということになります。
つまり、
↓
その楽曲の諸要素について勉強すること
ということになります。
この、「楽曲の諸要素」って一体何のことでしょう?
楽曲の諸要素とは、大きく分けて2つに分類されます。
楽曲の諸要素
①楽曲から直接読み取ることができる要素
②楽曲以外から読み取ることができる要素

このような分類になります。
それぞれを見ていくと、
・メロディー
・調性(ハーモニー)
・拍子(リズム)
・テンポ
・ベースライン
・ダイナミクス
・アーティキュレーション
・フレーズ
・使用楽器(編成)
・指示記号
・歌詞
etc…
つまり、楽譜の中から得られる情報ということになります。
・作曲家の他の作品
・時代背景
・作曲の経緯
・国
・演奏者(アーティスト)の人となり
・絵画や風景、食べ物
・本、音声
・アレンジ作品の原曲
・誰が初演した??
etc…
こちらは、楽譜には書いていないこと、
つまり外に取りに行かないとわからない情報になります。
そして、実際に楽曲分析が始まるわけですが、、、、
オーソドックスな楽曲分析の方法を紹介すると、
②楽曲以外から読み取ることができる要素
これら2つの要素の情報を、
『片っ端から調べまくる!』
ということです。

そして「楽曲分析をやるぞー!」ってなって、実際にこんなことが起こります。
・情報収集の時間が足らない
・情報が多くなりすぎて迷う
・いつのまにか情報収集自体が目的になってしまっている
・途中でイヤになって挫折する

こうなっちゃうケースがとても多いです。
なぜこうなってしまうかというと、
音楽に終わりがないように、
楽曲分析にもまた終わりがないからです。
情報収集って、
やってもやってもキリがないですし、
時間も足らなくなってしまいます。
じゃあどうしたらいいのか?
そのヒントは、
・行動心理学の考え方
・ビジネスの世界で出てくるマーケティングの、ある手法
にありました。
そのマーケティングの手法・行動心理学を、
音楽の楽曲分析に応用することで、
とても『シンプルな楽曲分析』ができるようになります。

ということで、
次回はその『シンプルな楽曲分析』の考え方を中心に紹介していきますので、
楽しみにしておいてください。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
何か感想・ご意見等ありましたらメッセージよろしくお願いします。