みなさんこんにちは、音楽指導者・指揮者 の小崎です。
この世に、全く同じ人間はいません!
仮に一卵性双生児であったとしても、

外見上はそっくりかもしれませんが、
それぞれが考えたり経験することが異なるため、
二人として同じ人というのはいません。
例えば、世の中の人全員が白色のレクサスRXを運転するとします。

全員が同じ車を運転しているにもかかわらず、
・地域によって気候が(雨が多い、雪が多いなど)違う
・地域によって道路(アスファルト、砂利道など)が違う
などといった、
地域による違い(=環境による違い)が出てきます。
そしてさらに、
・運転する人によって運転速度が違う
・運転する人によってブレーキの頻度・強さが違う
・運転する人によって、車の使用目的(人を乗せる、荷物を載せるなど)が違う
などといった、
運転する人による違いが出てきます。
つまり、全く同じ車を運転していたとしても、
・環境の違い
・人の違い
によって車の状態は異なってきます。
そうして何年もかけて同じ車を運転することで、
その人に合わせた走り方をする世界に1つだけの車が出来上がります。
中古車を購入したり他人の車を運転したことがある方は経験あるかもしれませんが、
普段自分が乗っている車と違う車を運転すると、
アクセルやブレーキの感覚が違って運転しにくかったり、
反対に運転しやすかったりと。
これは、もともと運転していた人のクセが、車に染み付いているからなのです。
車で例えてお話ししましたが、楽器でも同様のことが起こります。

全く同じ型番の、 全く同じ日に製造された、 全く同じ楽器を使っていたとしても、 使い続けていくうちに、 ・演奏する環境 ・演奏する人 によってその演奏者に合った楽器になり、 音が育っていきます。
演奏する環境というのは、
クラシック、ジャズといった音楽ジャンルのことも言えますし、
ソロかアンサンブルなのか、それとも大人数なのかという音楽形態のことも言えます。
演奏する人というのは、
演奏者一人ひとりは異なる人で、当然好みや感動するポイントも異なります。
だからこそ、
なのです。
時間をかけて、じっくりと自分の楽器や音楽と向き合いながら、
試行錯誤を繰り返しながら育てていくものです。
1日や2日で自分の音ができるわけはありません!!!
まさに、

ローマは一日にして成らず
↓↓
音は一日にして成らず
です。
そして、
自分の音と向き合い、音を育てるための方法として効果的なのは、
ということです。

録音したのを聴いて、どんどん自分の音を育てていく!
同じ曲をずっと録音していくと、自分の成長がよくわかっておもしろいですよ!
ぜひ、あなただけの『音を育てて』、あなたにしかできない音楽を楽しんでください。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
何か感想・ご意見等ありましたらメッセージよろしくお願いします。