みなさんこんにちは、音楽指導者・指揮者 小崎の音楽教室代表の小崎です。
今日は、オーボエを吹いている大学2年生の女性(オーボエ歴1年半)のレッスンでした。

今回レッスンに持ってきた曲は、
アルフレット・リード作曲 『エル・カミーノ・レアル』
吹奏楽やっている人にはなじみのある曲で、
曲の途中に出てくるオーボエソロが有名です。

まず、彼女の音・彼女自身の話を聴かせてもらうと、

・思い通りの音が出せない
・合奏になると緊張してしまう
・右肩・首の過剰な筋緊張がある
・「音が出なかったらどうしよう」というのが強い
・将来何がしたいのかわからない
といったことがわかりました。
彼女にとっては今日がはじめてのレッスンだったので、1つ1つのことに集中しやすいように、
メンタルアプローチ
↓
フィジカルアプローチ
という流れで進めました。
どんな現状の課題・悩みであれ、細かく分解していくと、解決の糸口が見つかるものです。
ということで、
最初に出てきた4つの解決ポイントを、
メンタルとフィジカルに分類すると、
・「音が出なかったらどうしよう」というのが強い
・合奏になると緊張してしまう
・将来何がしたいのかわからない
・右肩・首の過剰な筋緊張がある
そしてその結果として、
【思い通りの音が出せない】
ということになっていました。
ここでメンタルに分類した、
・将来何がしたいのかわからない
これ、音楽に関係あるの???
と思った方、いらっしゃると思います。
はっきりと、
めっっちゃくちゃ関係あります!!!!
どう関係あるかはまた別の機会に話すとして、
そうしてまずメンタルアプローチからスタートして、
そのあとフィジカルアプローチをしていくと、、、、、
彼女自身が自分ことをどんどんわかるようになって、
どんな音が出したいのか明確になり、
さらに余計な筋緊張を取り除いて、
そのイメージ通りに動くカラダづくりをやっていくことで、、、
レッスンが終わる頃には、
『正直、音が劇的に変わりすぎて戸惑ってます!私ってこんな音出るんだ!新しい発見がいっぱいありました。しかも長時間休憩なくずっと楽器を吹いているのに、全然疲れていません!こんな感覚が初めてで、もっともっと吹きたいです!』
というかたちになっていました。

今回のレッスンで、僕自身が改めて実感したことは、
・シンプルに分解して考えることの大切さ
・自分と向き合うこと(内観力を高めること)の重要性
です。
僕のレッスンではまず、
メンタルとフィジカルの2つに分類して、
・そもそもイメージができているか?
・イメージ通りに動く体づくりが出来ているか?
というところを徹底して観察して、アプローチをしていきます。

1つ1つ落ち着いて解決していくと、
ホントに1回のレッスンでどこまででもいけるので、
めちゃくちゃ演奏が楽しくなります。
楽器ごとに、筋緊張が起こりやすい箇所が違ったりするので、その話もこれから記事にしていこうと思います。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
何か感想・ご意見等ありましたらメッセージよろしくお願いします。