〜音さがしの本〜 理論編

本から学ぶ

 

みなさんこんにちは、小崎音楽教室代表の小崎です。

 

最近、今日のブログのタイトルでもある『音さがしの本』という本を読んだのですが、レッスンで活用できるアイディアがいっぱいありました。

 

『音さがしの本』 ~音と耳と心を澄ます 子どものための100のサウンド・ワーク~R.M.シェーファー

 

 

今回から3回に分けて、この『音さがしの本』から、レッスンの現場で使えるワークを解説していこうと思います。

 

まず、この本についての解説なのですが、前書きにあるのが、

 

身近な自然の音・さりげない日常の音に耳を澄ますことによって、世界に対する素直な感性と優しい心を取り戻す。

魂の癒しをもたらす、子どものためのワーク・ショップ。

ということで、10歳~12歳の子どもが自分たちでできる音に関するワークを100個紹介している本です。

 

 

僕が最近音楽レッスンをしている生徒は、主に10歳〜18歳の子どもさん。

中学校や高校の吹奏楽部へ出向いてのアンサンブルレッスンや合奏指導もやっているので、読みながら今やっていることとものすごく結びつきが深い内容でした。

 

そして、著者のシェーファーさんは、次のように言っています。

10歳を過ぎる時期になると、みんな世の中のありとあらゆることに対して、真剣な疑問がわいてくる。

もちろん音も例外ではない。

誰でも、世界に注意深く耳を傾けることはできる。

なにが聴こえていて、なにを聴きたいのか?

ほんとうに、誰もが考えてみなければいけないことだ。

私たちは音に対してできる2つのことがある。

まず1つ目が、耳をふさいで聴くのをやめること。

そして2つ目が、ちょっと努力して、とても密接に、そして批評的に音を聴いてみること。

私たちは、観客であるだけでなく、パフォーマー(演奏者)であり、作曲家でもある。

なぜなら、私たち自身が、音を作ったり、アレンジしたりできるからだ。

 

ワークを行う以前に、このシェーファーさんのメッセージだけでもめちゃめちゃ学ぶことが多いです。

 

現代社会では、特に数多くの音の中で過ごしています。

そして、普段あまりに当たり前のようにいろんな音を聴いています。

だからこそ、『意識的に音を聴く』ということが大事になってきます。

 

ちょっと意識して周りの音を聴きに行くだけで、

まったく新しい音の発見があったり、

新たな価値観や表現がうまれたりすることもあります。

 

 

次回からは2回に分けて、本に紹介されているワークの中から、

より音楽レッスンの中で使えるワークにアレンジしたものを、

①個人でできるワーク

②親子・グループでできるワーク

という形で、紹介・解説していきます。

 

最後に、ワークを行う際により高い効果を出すためのポイントをお伝えします。

 

ワークを行う際により高い効果を出すためのポイントは、

たったの1つのことを意識するということです

 

何を意識するのか??

 

 

意識するのは、、、、、

 

 

【ワークの目的・エンドポイント】

 

 

ただただワークをやるのではなく、

・何のためにこのワークをやるのか?

・このワークをやると何が得られるのか?

というワークの目的・エンドポイントを明確に理解した上でワークを行うと、

効果の出方が全然変わってきます。

 

次回から紹介するワークを実践するときだけでなく、普段行なっている練習でこの目的・エンドポイントを意識して練習するだけで、効果の出方が全然違ってくるので、試してみてください。

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

何か感想・ご意見等ありましたらメッセージよろしくお願いします。