みなさんこんにちは、音楽指導者・指揮者 小崎の音楽教室代表の小崎です😄
僕は大学生の時からこれまで、
個人レッスンは300人以上、
グループレッスンを含めると1000人以上の音楽家の指導に携わってきました。
これまで指導を重ねてきて、出会ってきたのは主に次の3つのタイプの人でした。
①高いパフォーマンスを発揮し続ける人
②一時的にパフォーマンスが高くなるが、すぐに戻ってしまう人
③何をやっても一向にパフォーマンスが上がらない人
この3つのタイプの人がいることに気づくのと同時に、
音楽のパフォーマンスを決定している方程式が見えてきました。
その、音楽のパフォーマンスを決定しているもの、、、、
それを方程式にしてみると、、、、
【音楽パフォーマンス方程式(MPE)】
= フィジカルスキル ✖️ メンタルスキル ✖️ ヘルピングスキル
という形になります。
MPEは何の略かというと、
音楽(=Music)
パフォーマンス(=Performance)
方程式(=Equation)
それぞれの英単語の頭文字をとってMPEです。
それでは、方程式に含まれる3つの要素をそれぞれ説明していきます。
まず、フィジカルスキルとは、身体の使い方の技術のことです。
演奏するためには肉体(=フィジカル)を使うので、パフォーマンスを発揮するためにまず必要なパーツです。
ここでは、
身体の連動性、筋肉の動かし方、姿勢・構え方、演奏技術、体調管理etc…
といったことをさしています。
次に、メンタルスキルとは、意識の使い方の技術のことです。
演奏するためには理想の音をイメージしたり、何のために演奏しているのかを考えるので、これもまたパフォーマンスを発揮するために必要なパーツです。
ここでは、
深魂音(=本音の音)、音・曲のイメージ、目標設定と行動計画、音楽家としてのあり方、緊張の捉え方etc…
といったことをさしています。
そして、最後のヘルピングスキルとは、環境を味方につける技術のことです。
ここでいう環境とは、
演奏会場、観客の人数・質、共演者の人数・質、気温・湿度etc…
のことです。
この環境に悩まされる音楽家が、めちゃくちゃ多いんです!
“練習ではうまく演奏できていたのに、本番になると全然ダメだった、、、、、”
“お客さんが多くて、緊張してうまく演奏できなかった、、、、、”
こういったことがよく起こるのですが、それは、環境を味方につける技術を身につけることで解消されていきます。
ここまで方程式の要素を3つ紹介したのですが、
皆さん、
この3つの要素の共通点、お気づきになりましたか????
3つの要素の共通点、それは3つともスキル(=技術)であるということ。
スキル(=技術)だったらどうなの?
という方もいると思うのですが、ここ、とっても大きなポイントになります。
スキル(=技術)というものは、
先天的な才能と違って、後天的に訓練をすると誰にでも身につけることができる!!!!
というものです。
つまり、それぞれのスキルを高めていくと、必然的にパフォーマンスが上がり続けていくということになります。
人それぞれ、3つのスキルそれぞれ得意不得意があります。
なので、レッスンでは一人ひとり異なるアプローチになっていきます。
そしてスキル(=技術)のもう1つのすごいところ、
それは、
一度身についてしまえば、身についた後はその技術が使え続ける
ということです。
なので、僕のレッスンはずっと受け続けるのではなく、
キッチリと卒業してもらいます!
技術が習慣化して身につくまで、最低90日(3ヶ月)かかります。
180日(6ヶ月)あれば、確実に身につけることができます。
そして一度技術を身に付けると、そこからはどんどんその技術の精度や質を高めてバージョンアップしていくだけ!!
そうしていくと、どんな音楽家でもどんどん上達していきます。
何より、実際にレッスンを受けている受講生自身が上達を実感できるのが大きいですよね!
また別の機会にそれぞれのスキルについて詳しく解説していこうと思うのですが、
上達を加速させるコツをここで簡単に紹介しておきます。
~上達を加速させるコツ~
☆スキルを身につける順番が大事!!
1.まず、3つのスキルを2つに分類する
①内的要因
フィジカルスキル(身体の使い方の技術)
メンタルスキル(意識の使い方の技術)
②外的要因
ヘルピングスキル(環境を味方につける技術)
2.内的要因のメンタルスキルをまず高める
3.内的要因のフィジカルスキルを次に高める
4.外的要因のヘルピングスキルを最後に高める
情報量が多くなるので、詳しい解説はまた別の機会にしますが、
なぜこの順番なのかというと、自分自身がコントロールしやすい順だからです。
というわけで、解説はざっくりでしたが、この順番を意識して練習に臨むだけでも変化が起こるので、ぜひ試してみてください。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
何か感想・ご意見等ありましたらメッセージよろしくお願いします。