みなさんこんにちは、音楽指導者・指揮者 小崎の音楽教室代表の小崎です。
今回は、僕がレッスンをしているときにどういう視点でレッスンをしているのかということをお話しします。
レッスンをするときにはいくつかのポイントがあるのですが、今日はその中から1つお伝えします。
そもそもレッスンを受ける状態ということは、
・何らかしら演奏に不安がある
・技術的にできないことがある
・何となく受けてる(!?)
・もっと上手くなりたい
etc…
ということがあげられますが、ほぼほぼ共通しているのが、
『何かにつまずいている』
ということです。
何にもつまずくことがなかったらレッスン受ける必要ないですもんね笑
このレッスンを受けている生徒さんのつまずきを見るときの僕は、
⑴頭の中でイメージできているか?(=知的創造ができているか?)
⑵そのイメージを体現できる身体ができているか?(=物的創造ができているか?)
という視点で見ています。
知的創造・物的創造という言葉が普段聞くことが少ないと思うので詳しく解説していきます。
【全てのものは2度造られる】
という言葉があるのですが、
すべてのものはまず頭の中で創造され、次に実際にかたちあるものとして創造されます。
つまり、
「こういうものをつくろう」「こんなふうにつくろう」「こんな仕上げを施そう」という具合に設計図をつくり(=知的創造)、
その後、
設計図に従って実際につくることになります(=物的創造)。
これは家を建てる場合を考えればよくわかります。
家を建てたい人のいろいろなニーズに対し設計図が描かれ(=知的創造)、この作業がすべて終わるまでは製造(=物的創造)にとりかかることはありません。
そうしなければ物的創造において、想像していたもの(=知的創造)と違うものができ上がってしまうからです。
これをレッスンに当てはめると、生徒さんのつまずきは、
⑴頭の中でイメージできているか?(=知的創造ができているか?)
⑵そのイメージを体現できる身体ができているか?(=物的創造ができているか?)
ということになります。
皆さんはこの2つ、
⑴頭の中でイメージできていない(=知的創造ができていない)
⑵そのイメージを体現できる身体ができていない(=物的創造ができていない)
どちらの方が多いと思いますか???
正解は、圧倒的に ⑴頭の中でイメージできていない(=知的創造ができているない) が多いです!
本人はイメージできているつもりになっていても、全然明確じゃなかったりすることが多いです。
もし、家の設計図に屋根がなかったらどうですか?窓が1つもなかったらどうですか?
というような現場にレッスンをしているとよく出くわします。
指導する立場にいる方が、この視点を持って相手を見ると、指導のあり方や方法が勝手に変わってきます。
次回は、知的創造について深く掘っていきたいと思います!
感想・ご意見等ありましたらメッセージよろしくお願いします。